シンポジウム

本大会では下記のようにシンポジウム4テーマ(S1~S4)を企画いたしております。
◆シンポジウム (印刷用PDF
S1 抗菌,抗ウイルス,抗バイオフィルムと表面処理
企画:本大会 実行委員会

[趣旨] 国難ともいえるコロナウイルス(SARS-CoV-2)によるパンデミックは,感染の怖さとその計り知れない影響を改めて人々に想起させることとなった。こうした微生物由来の様々な問題は,材料表面を介して起こることが多いため,その問題解決は表面処理によってなされることが多いのではないかと考えられる。この観点から,本企画では抗菌,抗ウイルス,抗バイオフィルムを目的とした表面処理の開発の現状,評価と将来を講演・討論を通じて考える。

[依頼講演]

抗菌から“抗”バイオフィルムへ

(一財)日本食品分析センタ彩都研究知克

材料の抗ウイルス試験法について

(一財)日本繊維製品品質技術センタ神戸試験センタ康夫

微生物付着の表面分析

(株)LIXILTechnologyResearch本分析・材料研究紀文

抗菌,抗ウイルス,抗バイオフィルムとその表面処理による対策動向

日本工業大基幹工学雅人

SIAA(抗菌製品技術協議会)の認証活動

(一社)抗菌製品技術協議

S2 モビリティ産業における表面処理技術
企画:本大会 実行委員会

[趣旨] 電動化や知能化に代表されるCASE(Connected〈コネクティッド〉,Autonomous/Automated〈自動化〉,Shared〈シェアリング〉,Electric〈電動化〉)に関する技術革新が進む今日ではモビリティの材料も新たな技術革新が進み,これまでに無い新たな表面とそのための処理技術が求められています。また,欧州のRoHSやREACHなどの規制により,既存の表面処理技術も大きな変革を求められている。これらの変革をさらなる発展の礎にすべく,本企画では今後求められるモビリティ産業を支える表面処理技術の動向やその取り組みについて紹介するとともに,参加者の新たな取り組みや発想に資することを期待する。

[依頼講演]

「高齢者が元気になるモビリティ社会」実現に向けて

名古屋大COI

温暖化・コロナが変える車づくり

愛知工業大工学俊夫

自動車部品の表面技術動向

(株)デンソ材料技術博好

REACh規制の現状とめっきに於ける6価クロムフリー技術について

アトテックジャパン(株)GMF事業秀一

REACH対応 樹脂上めっきの密着メカニズムについて

名古屋大未来社会創造機

S3 表面・プロセスのためのデータサイエンス
企画:本大会 実行委員会

[趣旨] データサイエンスを用いれば,複雑な現象から,人のみでは捉えにくい相関関係や予測をすることができる。現在,材料やプロセスの世界でも,データサイエンスが展開されつつある。一方,めっきやプラズマプロセスの表面技術も,その複雑性から,経験と勘(ノウハウ)に頼ることも多々ある。表面技術分野におけるデータサイエンスを確立していくために,現在,材料及び化学工学分野で行われているデータサイエンスの研究者・技術者に講演していただく。

[依頼講演]

機械学習を用いたリチウムイオン電池の劣化モデリング

(株)コベルコ科技術本計算科学センタ洋一

構造材料のマテリアルズインフォマティクスの現状と今後の課題

名古屋大大学院工学研究吉隆

マテリアルインフォマティクス(MI)を用いたリチウムバッテリーアノードに最適な性能を備えた炭素材料の探索

名古屋大Chayanaphat Chokradjaroen

化学プロセスモデリングにおけるデータサイエンス技術の活用

名古屋大大学院工学研究喜章

S4 将来のめっき技術と世界の産業動向
企画:将来めっき技術検討部会

[趣旨] 日本の産業界の勢いが低下している。特に,総合電機メーカーは壊滅している。このような情勢の下で,表面処理業界が今後,どのように進むべきかについて,新しい技術と世界の動向についてシンポジウムを企画する。

[依頼講演]

今後の世界経済と日本

愛知淑徳大ビジネス学幸光

世界の新しい産業を創生するシステム

関東学院大理工学一郎