一般社団法人表面技術協会 概要
- はじめに
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表面技術協会は,金属をはじめ,プラスチック,セラミック等の素材へのめっき,化成処理,塗装,研磨,洗浄,熱処理などの技術とその関連分野を扱っております。
会員は,表面技術に携わる研究者,技術者,企業,研究機関,学生などから構成されており,会員組織の学術団体として積極的な活動を展開しております。
現在の会員数は,個人正会員 約1,700名,団体正会員 約360社です。
- 沿革
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1950年06月01日 文部省の認可により「社団法人金属表面技術協会」として設立登記 1989年01月01日 名称を「社団法人表面技術協会」に変更 2011年01月04日 公益法人改革にともなう新法人格への移行により,
「一般社団法人表面技術協会」として設立登記
- 活動領域
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○表面の物理的被覆に関わる分野
物理蒸着(PVD),溶射,溶融めっき,吸着,塗布・塗装,泳動電着(電着塗装),ライニング,イオン注入,拡散被覆○表面の化学的被覆に関わる分野
化学蒸着(CVD),電気めっき・電鋳,無電解めっき,アノード析出,熱分解・ゾル-ゲル法,熱処理(酸化・窒化・炭化),アノード酸化,化成処理○表面からの物質除去に関わる分野
機械研磨・研削,化学研磨・電解研磨,化学エッチング・電解エッチング,気相エッチング,電解加工,洗浄○表面処理の実務に関わる分野
プロセス管理(省力・省エネルギー),検査・品質管理,作業環境対策,廃ガス・廃水・廃棄物対策,資源リサイクル対策,工場設備・機器・部品○表面技術に関連する諸分野
表面解析・表面分析,表面物性,表面機能応用(触媒,センサーなど),電析応用(金属微粉・電池など),腐食・防食,微細加工プロセス(半導体など)
- 会誌「表面技術」(月刊 毎月1日発行)
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会誌として最新の研究成果を発表する論文誌であるとともに,小特集として表面技術に関連する最新の話題を解説した記事を掲載し,専門以外の幅広い知識を求める会員に質の高い情報を,わかりやすく提供しております。
また,科学技術振興機構(JST)が提供する電子ジャーナル公開システム(J-STAGE)に,創刊号から最新号の半年前に発行された号迄の記事を公開しております(投稿論文は冊子版の発行と同時に公開)。
JSTは国内学協会の学術雑誌の国際発信力の強化と重要な知的財産の保存などを目的として,過去の紙媒体の論文や解説などの電子化を進めており,本誌の前身誌である「金属表面技術」,「現場パンフレット(後改称:実務表面技術)」も電子化されております。
- 講演大会
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春秋2回開催しております。大会ごとに発刊される「講演要旨集」は,論文になりにくい表面技術分野において貴重な資料となっております。
- セミナー
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年4~5回開催しております。夏季に開催している実習セミナーは,座学と実習によって好評をいただいております。
- 展示会(SURTECH)
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表面技術に関する日本最大の展示会を主催しています。2010年~2011年は東京ビッグサイトにて「マイクロマシン/MEMS展」および「ROBOTECH―次世代ロボット製造技術展」と同時開催いたしました。2012年からは「METEC-表面処理材料総合展」と統合し,SURTECH 2012として「nanotech 2012」をはじめ7つの展示会と同時開催を行うことにより,集客力のアップがはかられ,展示会として大きな相乗効果が得ることができました。本年も引き続き,上記展示会と同時開催いたします。