シンポジウム

本大会では下記のようにシンポジウム4テーマ(S1〜S4)を企画いたしております。
◆シンポジウム (印刷用PDF
S1 非水系の電気化学プロセス
企画:関西支部

[趣旨] 溶融塩,イオン液体,有機溶媒に代表される非水溶媒は,その広い電位窓を活かした金属電析など,表面技術において一分野を築いてきた。最近は,ポストリチウムイオン電池としてナトリウム,マグネシウム,アルミニウムなどの金属負極を使う試みも広くなされ,ここでも非水溶媒が活躍している。本シンポジウムは,非水系の電気化学技術に焦点をあて,新しい研究展開にむけた情報交換の場を設けることを目的とする。

[日時] 9月23日(火)14:15〜17:15  於:A会場

[講演] 発表11件,依頼講演3件

[依頼講演]

溶融塩・イオン液体を用いたアルミニウム合金めっき

北海道大学大学院工学研究幹人

溶融塩電気化学プロセスによる表面処理技術とその応用

アイ’エムセップ株式会浩行

マグネシウムの析出形態におよぼす有機電解液組成の影響

山口大学大学院理工学研究信子

S2 無電解めっき技術の新展開
企画:関西支部

[趣旨] 無電解めっき技術は,エレクトロニクス,家電,自動車産業などの発展を支える要素技術として発展してきました。しかし,ものづくりのグローバル化,長引く円高により,電子部品や工業製品の製造拠点がアジア諸国へ移ってきています。将来における我が国の電子部品やものづくり産業の維持と新展開を進めるには,無電解めっき技術などの要素技術を深化させ,国際的な競争力を持つ技術開発が不可欠です。本シンポジウムでは,“無電解めっきの新展開”をテーマに設定し,無電解めっきの研究開発・技術展開,電子材料への新たなめっき技術開発などについて広く公募いたします。

[日時] 9月22日(月)14:15〜17:00  於:A会場

[講演] 発表3件,依頼講演2件

[依頼講演]

樹脂の表面改質を利用したダイレクトメタライズプロセス

甲南大学フロンティアサイエンス学謙祐

無電解銅めっき用銀ナノ粒子触媒の調整,吸着および触媒活性

(地独)大阪市立工業研究

S3 ドライプロセスによる表面改質・コーティング技術の現状と今後を考える
企画:関西支部

[趣旨] ドライプロセスは,主に工具・金型への硬質膜形成技術として発展し,近年はDLC膜の登場によってトライボロジー分野への応用が拓けるなど着実に進化を遂げてきた。そして今日,ものづくり技術の高度化が進む中,ドライプロセスに寄せられる期待はますます多様化している。本シンポジウムでは,ドライプロセスによる表面改質・コーティング技術やそれらを支える評価技術などに関する講演を広く募集し,これら最前線の動向からドライプロセスの今後を展望したい。

[日時] 9月22日(月)09:30〜15:30  於:C会場

[講演] 発表9件,依頼講演2件

[依頼講演]

カーボン系硬質膜の超低摩擦現象とそのメカニズム

名古屋大学大学院工学研究徳次

ドライプロセスによる医療部材の開発動向

(公財)名古屋産業振興公哲也

S4 エネルギー材料の新展開
企画:ナノテク部会

[趣旨] 資源の枯渇問題に直面し,近年,クリーンなエネルギーに対する社会的要請が高まっており,エネルギーの高効率利用や環境負荷の少ないエネルギー創出を実現するための材料開発が重要となっている。これを実現するためには,既存の材料技術の高度化や高機能性ナノ材料の創製技術の確立が必要である。本シンポジウムでは,エネルギー材料に関する創製技術やそれらの評価技術などに関する講演を広く募集し,エネルギー関連の材料開発に関する技術の現状と今後について議論する。

[日時] 9月22日(月)09:45〜17:00  於:D会場

[講演] 発表15件,依頼講演1件

[依頼講演]

ナノポーラス導電素材の作製と応用

京都大学大学院エネルギー科学研究昌高