第114回アノード酸化皮膜の機能化部会(ARS)例会

テーマ:プラズマ電解酸化による金属表面の高機能化

プラズマ電解酸化(Plasma Electrolytic Oxidation, PEO)は,マイクロアーク酸化(MAO)と呼ばれることもありますが,比較的高いエネルギーの電場をAlやTiなどの陽極に与えて発光を伴う酸化反応を進行させ,結晶性の酸化物をスポット状に形成する手法です.酸化皮膜が形成された箇所は電解酸化に対して不活性となるため,未反応の金属素地が露出した箇所で電解酸化が進行し,最終的に全面が酸化膜で被覆されます.プラズマ電解酸化によって得られる皮膜は,均一性が一般的なアノード酸化に対して劣るものの,硬度・耐摩耗性・耐熱性などの優れた特徴を有しています.そこで本例会では,プラズマ電解酸化の先端技術について4名の講師から話題をご紹介いただきます.多数の方のご参加をお待ちしております.

WEBサイト 詳細は部会WEBサイト( https://ars.sfj.or.jp/ )を参照ください。
主  催(一社)表面技術協会 アノード酸化皮膜の機能化部会(ARS部会)
協  賛(公社)日本金属学会,(一社)軽金属学会,(公社)日本表面真空学会(依頼予定)
日  時2024年6月19日(水)13:00~16:40
会  場工学院大学 新宿キャンパス 28階 第1会議室(学生・ARS会員のみオンライン参加可能)
東京都新宿区西新宿1-24−2
プログラム
13:00~13:05  開会挨拶
東京工科大学  西尾 和之
13:05~13:50  チタンのプラズマ電解酸化による複合酸化物膜の作製と
 その深さ方向結晶構造解析
近畿大学  岩崎 光伸
13:55~14:35  アルミ,アルミ合金向け新規表面処理:
 エレクトロセラミックコーティングECC
ヘンケルジャパン株式会社  池上  誠
14:55~15:40  硝酸塩電解液陽極酸化によるチタン材料への硬質光触媒TiO2皮膜の形成
北見工業大学  大津 直史
15:45~16:30  プラズマ電解酸化による医療用金属材料のマルチ生体機能化
 ―抗菌性と硬組織適合性の同時獲得― (仮)
物質・材料研究機構  堤  祐介
16:30~16:35  閉会挨拶
日本軽金属株式会社  田口 喜弘
参 加 費
ARS部会会員・学生無料
表面技術協会または協賛学協会・会員3,000円
一般5,000円
*振込先などは申込受付後に別途連絡いたします。
申込方法1)氏名,2)所属,3)連絡先(e-mail, 電話番号), 4)会員種別(ARS会員,学生,表協/協賛学会会員,一般)を明記の上,件名を「第114回ARS例会参加希望」として事務局にe-mailでお申し込みください
申 込 先
問 合 先
ARS部会事務局
E-mail:ars(アットマーク)sfj.or.jp
定  員60名(ARS会員と学生はオンライン参加可)
*年会費3,000円のARS部会に入会すれば,参加費が無料となりオンライン参加も可能となります.入会をご希望の方は,参加申込の際の件名を「第114回ARS例会参加・入会希望」としてください.
申込締切5月31日(金)(申込多数の場合は早期に締め切ることがあります.)