表面科学技術研究会2023

表面のぬれ制御技術の最先端 -表面修飾・バイオミメティクス・センシング技術-

水は目には見えないミクロなレベルで材料表面の潤滑剤,保護剤として機能する一方,腐食など固体表面の化学反応を促進させるなど我々の生活に両極端な効果をもたらします。そのため,「ぬれ」を制御する技術は材料科学の長年の課題の一つとして知られています。数々の研究を経て,現在では固体表面の物理的,化学的加工による様々な方法によって疎水・親水の制御が実現されています。一方で,材料科学的ニーズに応じたぬれ制御技術を体系化するには,ぬれに関するメカニズムやその計測手法について理解を深めることが求められています。本研究会では,成熟しつつある化学修飾的技術から,昨今目覚ましい発展を見せるバイオミメティックな手法まであらゆる技術を駆使した,ぬれ性および固体表面における水の振る舞いを制御する技術,さらにはそれを精密に分析する技術について第一線でご活躍される方々にご講演いただきます。水の振る舞いにご興味のお持ちの方,表面撥水技術にご興味をお持ちの方,多数のご参加をお待ちしております。

主  催(一社)表面技術協会 関西支部,(公社)日本表面真空学会 関西支部
共  催(地独)大阪産業技術研究所
協  賛化学工学会,高分子学会,精密工学会,電気化学会,電気化学会関西支部,日本結晶成長学会,日本化学会,日本金属学会,日本顕微鏡学会,日本材料科学会,日本材料学会関西支部,日本セラミックス協会,日本表面処理機材工業会,日本物理学会,日本分析化学会,応用物理学会,応用物理学会関西支部,電気鍍金研究会,触媒学会,光触媒工業会,腐食防食学会,光化学協会,日本トライボロジー学会,日本生体医工学会,日本生物物理学会,大阪府技術協会,大阪工研協会(以上,予定を含む)
日  時2023年1月24日(火)13:00~17:30
会  場(地独)大阪産業技術研究所 森之宮センター 大講堂
(新型コロナウイルスの感染状況によってはオンライン開催となる場合があります)
交  通 JR大阪環状線(北口)またはOsakaMetro中央線・長堀鶴見緑地線森ノ宮駅(4番出口)下車。中央大通を東に約350m(徒歩約5分),「森ノ宮公団住宅前」を左折し北に約350m(徒歩約5分)。 https://orist.jp/gaiyou/access/access_morinomiya.html
プログラム
開会の挨拶
日本表面真空学会 関西支部 支部長 白藤  立
1.基調講演 撥水性固体表面での水滴の挙動
東京工業大学 中島  章
2.生物を模倣したタフな超撥水材料の開発
(国研)物質・材料研究機構 内藤 昌信
3.自然に学ぶ環境負荷を低減する住宅用セラミックス
(株)LIXIL 井須 紀文
4.湿潤を測り分けるセンサとその表面の濡れ性制御
(国研)物質・材料研究機構 川喜多 仁
閉会の挨拶
表面技術協会 関西支部 支部長 中村 知彦
定  員100名
参 加 費無料
申込締切2022年1月20日(木)
申込方法 下記フォームからオンラインで申込みください。
https://www.jvss.jp/chapter/kansai/files/2023_hyoumengijyutsu/hyoumengijyutsu_2023.html
問 合 先(公社)日本表面真空学会 関西支部 表面科学技術研究会担当 荒木優希
 金沢大学理工学研究域 数物科学科,TEL:076-264-5735,
 E-mail:y-araki[at]staff.kanazawa-u.ac.jp