関西支部:表面科学技術研究会2020
トライボロジーの最前線 -ナノトライボロジーその場計測-
トライボロジーとは,相対運動しながら互いに影響を及ぼしあう二つの表面の間におこるすべての現象を対象とする科学と技術です。トライボロジーはあらゆる機械装置の基盤技術であり,その応用は,輸送機,石油化学,工作機械,ベアリング,ハードディスクなど,幅広い分野に関係しています。潤滑剤の改良や固体側表面の改質の研究は,従来は経験的に行われてきましたが,ますます高まる低損失・省エネルギー志向のもと,微視的な現象を系統的に把握する必要に迫られています。近年の科学技術の発展により,潤滑・摩擦・摩耗現象のメカニズムについて,極めて高い分解能で表面特性を評価できるだけでなく,計算科学的な手法による研究も可能になってきました。
本研究会では,トライボロジー分野で活躍されている方々にご講演いただきます。関連研究者・技術者の方をはじめ,多くの方々の参加をお待ちしております。
主 催 | (一社)表面技術協会 関西支部,(公社)日本表面真空学会 関西支部 |
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共 催 | (地独)大阪産業技術研究所 |
日 時 | 2020年1月17日(金)13:00~17:25 |
会 場 | (地独)大阪産業技術研究所 森之宮センター 大講堂 |
アクセス | JR大阪環状線(北口)またはOsaka Metro中央線・長堀鶴見緑地線「森ノ宮駅」(4番出口)下車。中央大通を東に約350m(徒歩約5分),「森ノ宮公団住宅前」を左折し北に約350m(徒歩約5分)。 ( http://www.omtri.or.jp/map/) |
プログラム |
開会の挨拶
表面技術協会 関西支部 支部長 節原 裕一
1.基調講演 固液界面分析に基づくトライボロジー現象の理解と応用
京都大学 平山 朋子
2.鉄鋼材料における強ひずみ加工・熱処理による組織制御に基づく低摩擦係数化
豊橋技術科学大学 戸高 義一
3.金属/アルカン界面に形成する有機酸吸着層を介したエネルギー散逸過程の水晶振動子アドミッタンス解析
福井大学 久田 研次
4.サブミクロン~ナノ動的間隙のその場精細計測
応用科学研究所 副島 啓義
閉会の挨拶
日本表面真空学会 関西支部 支部長 鈴木 基史
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定 員 | 100名 |
参 加 費 | 無料 |
テキスト | 表面技術協会・会員及び日本表面真空学会・会員には無料配布,その他一般の方で希望される方には実費で頒布(2,000円) |
申込方法 | http://www.sssj.org/Kansai/goudou20117.htmlでのONLINE申込を推奨します。 |
申込締切 | 2020年1月10日(金) |
申 込 先 | (一社)表面技術協会 関西支部 事務局 事務局(担当:石川・森) 〒606-0805 京都市左京区下鴨森本町15 Tel:075-781-1107,Fax:075-791-7659,E-mail:kansai-office@sfj.or.jp |