めっき部会8月例会

-めっき専業者の開発力-

最近,表面処理分野の部会セミナーやめっき部会例会でも,めっき専業者さんからの発表が少ないと感じています。本来,めっき専業者さんが主体の業界において,アピールが少ないように思います。そのようなことから今例会では,今後めっき業界を担う若手の方々に発表をお願いしました。この度4社から開発の方,現場を担っている技術の方などに無理を承知の上でお願いしました。それぞれ,開発,研究,生産現場で起きている様々な課題などやその中から産み出された製品につき説明して戴きたいと思います。

日  時平成28年8月3日(水)13:30~17:00
会  場HORIBA東京分析センター 2階 会議室(東京都千代田区神田淡路町2-6 神田淡路町二丁目ビル)
講  演
1.新抗菌めっき技術 
エビナ電化工業(株) 山本 智之
[概要]新抗菌めっき「AGXX」は銀をベースとしたその皮膜構造に特徴があり,耐硫化性に優れるため長期的に抗菌性能を維持することが可能な技術です。今回はAGXXの概要から多くの評価事例と当社の取り組みについてご紹介します。
2.「企業スタイル」に裏打ちされた技術
真工社(株) 木村 聡美
[概要]めっきの多色化,機能性,耐久性などの様々な付加価値が求められ,開発が進む中,真工社は別のアプローチから開発を進める。代表技術の「加飾めっき」は,加工技術だけでは得られない付加価値とそれによって得た真工社の市場拡大について紹介します。
3.極微めっき技術
清川メッキ工業(株) 春木 陽介
[概要]極めて微小な製品へのめっき技術の開発エピソードを紹介させて頂きます。対象となるめっき製品はチップ部品,粉体材料,半導体,MEMSなど多岐に渡り,創業53年の当社の歴史も交えた発表を予定しております。
4.「機美共存」表面処理
日本電鍍工業(株) 榎  美祐
[概要]「感性価値」が注目される中,自社のブランディングの向上に力を入れている企業は多い。当社では変量多品種生産によって培われた幅広いノウハウを利用し,機能と美観の両立させた「機美共存」表面処理を行っている。
定  員80名(先着順〈部会会員優先〉)
参 加 費
(消費税含む)
めっき部会・会員1社2名迄 無料
表面技術協会・会員1名 5,000円
一般1名 10,000円
学生1名 2,000円
シニア優遇制度登録者無料(ただしテキストが必要な場合は2,000円)
申込方法参加希望の方は,「めっき部会8月例会参加希望」と明記し,
(1)氏名,(2)所属,(3)住所,(4)会員種別(部会会員,表協会員,一般),をご記入のうえ,めっき部会事務局・上野(E-mail:ueno912@sfj.or.jp)までお申し込みください。折り返し参加券・会場案内図をお送りいたします。