部会

表面技術とものづくり研究部会 第4回例会

講演・見学会「これからのものづくりと表面技術」
本部会,(地独)東京都立産業技術研究センター
関東鍍金研究会
平成25年12月12日(木)13:30〜17:00
(地独)東京都立産業技術研究センター 城南支所
(大田区南蒲田1-20-20,東京都城南地域中小企業振興センター2階 東京都研修室)
1.都産技研 城南支所事業紹介
都産技研 城南支所長 上本 道久
2.ものづくりと表面技術の課題
矢部技術士事務所 矢部  賢
概要:表面処理の中で,狭いめっき業務に偏った報告であるが,各種製造業の大規模な海外移管による構造的な変革に伴い,表面処理の需給への対応にも大幅な改革が求められている。業界の現状を傍観しながら下記のような内容について私見を申し上げたい。
(1)需給に関わる国際的な環境,(2)「ものづくり」の特徴的な変化,(3)めっき業界の現状と動向,(4)表面処理に関わる課題
3.モノづくりの日本的形而上学
大阪産業大学 名誉教授 坂本  勇
概要:現実は予想以上に複雑の絡みあった状態にあるために,何時も「局部しか問題にしない」ように避けて振る舞い,かつ全体像が読み切れない。そのような技術者を育てているように思えてならない。日本の理科系の教育は「所謂,形而下学は質量共にしっかりしているが,形而上学は殆ど無かったか,あるいは無いに等しい」と指摘されている。かつて,本居宣長は寛政10年に完成した『古事記伝』で「・・今日見聞事物の,尋常の理になずみて,其の外に測りがたき妙理のあることを知らぬを・・」と知の生態的・重層性を強調している。ところが,現代の技術教育 は『作ること』に焦点を合わせて,社会や生物や環境そして次世代的な次元には心の配りがない短絡的なものである。西洋的な知は「遠・近」次元を基本とし断片化したものである。ところが,現実界や現象は「高・遠・平・幽・憂・艶・情・妙理・・」などの多次元で形而上学的かつ超越論的なものなのである。ここでは,日本の技術教育が看過してきた「考える」技術教育について振り返ってみたい。
4.城南支所技術開発支援室(B1,1F)見学
都産技研 城南支所職員
60名
参加 本研究部会会員 1社2名まで無料, 本協会会員10,000円,一般 15,000円
懇親 例会終了後忘年会を兼ねた懇親会を予定しております。(参加費1名6,000円)
申込方法 参加希望の方は,「表面技術とものづくり研究部会第4回例会 参加希望」と明記し,氏名,所属,連絡先電話番号,E-mailアドレスを明記のうえ,
本部会 事務局上野までE-mail(ueno912(a)sfj.or.jp)またはFax(03-3252-3288)にてお申し込みください。